リフトアップ方法の変更「ネオプロトリフトアップスペーサー」


現在 クワ萬GRBはYA5スプリングでリフトアップしていますが、どうにも直進性能がよくない。強めの加速時は特にひどい。常に修正舵をあてているようでリラックスできないでいる。

何でかを考察。当たり前といえば当たり前でした。

上図はキャスター角の概念図ですが、現在の設定はサスの回転中心は同じで、サスを伸ばすことで車高をかせいでいます。

当然キャスター角は立ってくるわけで、キャスター角が立つ=直進性は落ちるなので、純正状態のキャスター角且つ車高を上げる方が直進性が純正同等になるのではと。手段として、リフトアップスペーサーを導入することにしました。

ネオプロト製リフトアップスペーサー 25mmUPします。(現在のUP量同等)

現在のリフトアップ量とほぼ同じ且つ純正ばねで車高は平行になりますが、ストラット取り付け面がオフセット すなわち回転中心が変わるので純正取り付け面に対して回転モーメントが入る様になります。そこだけがどうなるのか心配な部分です。

まず上げ底君を加工。ストラット固定のネジはM8のネジがねじ止めされているのでこれを外します。

スペーサー固定はスペーサー側のネジ山を使用するので、アッパーマウント側のネジは無効にします。

このアッパーマウントは溶接固定ですが、溶接作業用の仮固定ビード4か所が邪魔で組み付きません。多少の圧入は許容するとして、あまり強い圧入にならないように削りました。

削った後はさび止め塗装をしておきます。

フロントはこの後 純正ばねを組んで戻しますがついでにアッパーシートを新品に交換。25mm分ロアアームを下す必要があるので、左右のストラットは外しておきましょう。そうしないと絶対組めません。

続いてリア


基本的な工程は同じですが、こちらはネジが圧入なのでこれを抜きます。

最初は万力でとれるかと思いましたが、アッパーマウントの鉄板が変形するので、上図のように17mmのメガネを下にかましてたたきぬきます。こちらの方が断然きれいに取れます。

この後は元に戻すだけですが、25mmのスペーサーの影響で現在つけているEDFCの延長トップロッドは使えなくなるので交換。もとに戻して終了です。


装着後の操舵感はかなり改善しました。
どっしり感があってハンドルも適度に重い感じです。
バネを純正にしたことでサスストロークも適切になり、ダンピングを強くして誤魔化した伸び減衰も改善。ほとんど使えなかった低ダンピング域も使えるようになりました。
想定外が一点。いつもアーチハイトやキャンバーを測っている駐車場所が実は結構いい加減な路面状態で、駐車位置によって結構左右差が出てしまうことが確認されたことですね。
ばね加重が落ちたことによる弊害っぽいのですが、どうしたもんでしょうね。

Spec B,C Type Ⅱ

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