サイドダクト加工


ネットでよく言われる「サイドダクトは機能していない」ですが、これを有効化する加工を実施します。

きっかけは暑い時期になると出てくるクラッチペダルの鳴き。暑くなるとキコキコ言うのです。

熱の影響でグリス油膜が薄くなっているとみられるため熱の影響を減らすことができないかなといったところです。

サイドダクトの取り外しですが、緑の矢印に嵌まるクリップを除き外しておきます。

サイドステップの前半分のクリップを外して、赤丸クリップ側をサイドステップを引っ張って外します。

黄色側はサイドダクト側から内装外しを黄丸と緑矢印クリップとの間くらいに差し込んで内装外しをねじるようにすると外れます。

サイドステップは赤丸あたりにクリップがありますので隙間に内装外しを丁寧に入れつつ外します。

ここはねじって外そうとすると、サイドステップが変形しますので注意。

インナーカウルとめくり切りくずを取り出せるようにしておきます。

マスキングテープを使って大体の位置を決めておきます。穴あけ器具は30mmのホールソー。

マスキングテープのおかげでか、切りくずがあまり飛散せずきれいに開きました。

このあと、バリを砥石で削除します。

周辺をきれいにして穴あけ作業は完了。

ただ、この状態でサイドダクトをつけると、ボディの青が目立って格好悪いです。

そこで、余っていたカーボンライクカッティングシートを貼り付け。穴部分をくりぬいた後に、切断面へタッチアップペンでさび止めしました。

これでボディ側は終了。サイドダクト側の加工に移ります。

ゴムのフラップでふさがっていますがこれを止めているのはプッシュナットなので、プッシュナットを破壊して外しました。

無理やり引っ張ることで外れるらしいです。

元に戻して完成。一応中は見えなくなりましたが、じっくり見るとカバーの青が見えてます。

で、これの効果ですが、ネットで書かれているような、停車時の排熱は確認できませんでした。

これは、クワ萬GRBのボンネットが排熱ダクト付きだからというところも関係しているようです。

純正の場合はインタークーラーダクトが真ん中に空いてますが、クワ萬GRBはサイドダクト上くらいに排熱ダクトがあります。

ただし、高温時のクラッチペダル鳴きがだいぶ小さくなった(ほとんど聞こえな)のでエンジンフード内温度の低温化には貢献できている模様。

走っているときは確実に排熱していると思われます。

ところで、NBR仕様のGRBはここのインナーカウルがなく、直接タイヤハウス内の空気を逃がす構造になっていました。

どちらの使い方が正しいのかはわかりませんが、インプレッサWRCの場合はそもそもこのダクトがなくてえぐられた形状になっているのでエンジンの熱を逃がすというよりもタイヤハウス内のエアだまりを逃がす方が使い方としては正しいのかもしれませんね。

公道車両の場合はこのインナーカウルの後ろ側にドアへのワイヤーハーネスが走っていたりするのでこの辺の対策ができれば、エンジンフード内排熱とタイヤハウス内エア排出の機能を両方考慮したサイドダクトが実現できるかもしれませんね。

Spec B,C Type Ⅱ

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